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News Picks -【核心】農林中金が8兆円投資するCLOは「安全」なのか

最終更新: 4月25日


先日CLOについてNews Picksさんから取材を受けた記事が公開されました。記事の最後の方に掲載されています。


https://newspicks.com/news/4801414/body/?ref=user_2401546


リーマンショック後のCLO2.0はAAA格付を付与されたシニア債の安全度を向上させるために劣後部分が25%くらいから35%くらいまで厚みを増したのです。万が一元本が毀損してしまうような事由が発生した際、この劣後部分がそれを吸収してくれるのでシニア債の保有者は以前より守られる仕組みです。

コロナウイルス肺炎による金融市場暴落劇の中で、果たしてCLOはどのような動きになっているでしょうか? 市場関係者によりますと、新型コロナショック時シニア債は大幅な下落はしてませんでした。スプレッドがL+150bp-200bpくらいでした。コロナ前の1月にプライシングされた案件はL+118bpでしたので、30-80bp程度のスプレッドのワイド化(価格低下)が起きていました。ところがその後はL+250bp-400bpまで下落し数日後にはL+120bpレベルまで戻しました。債券とは思えないような価格の乱高下は発生してますが、あくまでも理論価格で大きな取引は実行されてないです。一方、裏付けのレバレッジローンは価格下落が顕著で、22%-35%以上の下落となっています。 現在邦銀が多く保有しているCLOの多くは米国S&P社やMoody's社からAAA格付を付与されたものですが、今後劣後部分が格下げやデフォルトが急増してしまうと対岸の火事では無くなることでしょう。 テレビ会議で行われた「OPECプラス」は日量1000万バレルの減産を骨子とする合意に暫定的に達した模様で、ロシアが大幅な減産に同意したことが大きかったようです。米国が減産するか否かは今日のG20フォーラムでトランプ大統領が米国のスタンスを表明すると思われます。 以前から申し上げてますが、1000万バレルを減産できるかはかなり懐疑的です。ですからWTIの価格は暫定合意ニュースの後一旦は上昇したものの、再度下落に転じたのは正に市場も懐疑的になっている事の証でしょう。 やはり、簡単には合意できない内容だと言って良いです。

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